しかし眠れない

16日は息子の誕生日でした。ローストビーフを前日に仕込んだり、お祝いをした。昨年は休みを取ったか休みだったかでベラージオに行ったが、今年は火曜日、しかも本来なら会社で集まる週で、リモートになったとはいえこの日に全体会議があったため、夕飯だけのお祝い。

何度も言うかもしれないが、今でも生まれてきた瞬間を思い返すと涙が出てしまう。20時間も妻が大変な思いをして、自分は通訳以上の手助けも出来ない、痛みも変わってやれない、何も出来ない無力さを感じながら、最後は看護婦6人がかりで抑えたり引っ張ったりした結果、息子が生まれた、あの時の、妻の無事に対する安堵と、世界に生を受けたばかりの生命と初めて対峙する不思議さは、多分自分がジジイになっても忘れないと思う。この日は妻と子どもに感謝する日だと思う。