やっぱり誰もが希望的なラストを選ぶんだと思う。僕が大好きな人も、そうでない人も是非是非希望を持って欲しい。ホッと誰もが思って、それは素敵な夜を築いてくれる。楽しみは毎日。

正直結構面白かった。近年稀にみる、僕の中での大ヒット。僕が大学一年の時、ちょうど付き合ってた女の子と映画を観に行ったちょうどその時、この映画の予告をやっていた。僕は、28日後に目覚めたら誰もいない、そんな世界に憧れて、いつか観よう、いつか観ようと思って、結局今の今までのほほんと暮らしてきた。

そんなとある多摩市で、僕はホラーコーナーにこれがあることを知り、思わず借りてしまった。あの時は、中身がどんな内容なのか、さっぱり分からなくって、まさかホラーだと思いもしなかった。


で、鑑賞。


内容としては、確かにある意味ゾンビなのかもしれない。まぁ、よくあるウイルス系のお話。ゾンビは噛まれたり、死んでしまうと「死者」がなって、脳ミソやら内臓やら求めて人間に貪りつくんだけど、このウイルスは血液もしくは唾液で感染するらしく、感染するとものっそい凶暴化するんです。もう、ジェノサイドって感じ。舞台であるイギリスが国家滅亡してしまってるのですよ、これが。

ホラーっていうと、避ける人がいるんですが、この映画はいわゆるゾンビ映画みたいに、ゾンビが人間を喰ってるシーンは全くなく、そんでもって暴力的なシーンもないわけではないないわけではないってことは、まぁ結構あるわけで。そりゃー感染者の方々は目がイっちゃってますが、でも彼らはゾンビみたいに人間を食うわけではなくて、暴力的になっているだけですから、せいぜい「噛む」くらいだ。それくらい僕らはベッドの中でやってるじゃないか、と言われれば、あぁそうだなぁ、ということで。

あと登場人物が、ちょ、おまwwwこんなとこで死ぬか?という要素がある。最初、どこがラストになるのかさっぱり見えなかった。


個人的にラストがすごく好きだ。今のとこあんな爽快なラストは、ホラー映画で観たことがない。普段の姿に戻った登場人物達がはしゃいでいる姿というものは、やっぱり希望が見えてホッとするわけで。

でも最後のキスシーン、それはないよって思うものだった。あれはちょっと、残念。誰だってよく考えれば分かるのだが、血だらけの状態の野郎にキスしようだなんて思わない。あれは要らない。本当に無駄。

正直無駄だと思うのはこういったキスシーンのみで、むしろキスシーンなんてもんはホラー映画ではないことを必死にアピールしてるんだと思う。この売れ線が・・・


とりあえず、ウダウダ書いてみたわけですが、僕としてはかなりヒットした映画だ、ということです。ぜひ、借りてきて、見てみなさいさ。ちょっとしたスリルも味わえるしさ。

ちなみにラストが二つあります。劇場版のよりは、断然DVD版の方が断然オススメします。だって劇場版、夢も希望もクソもないんだもん。